#28 血液細胞の産生 標準生理学まとめ
キーワード
1、始まりは造血幹細胞
2、造血幹細胞は2派に別れる
3、そして、造血前駆細胞
4、造血因子が補助します
1、始まりは造血幹細胞
血液の中には赤血球、白血球、血小板などの細胞成分があるけど毎日たくさんお亡くなりになっています。
すると、新たな細胞も生まれるわけです。そのもととなるのが造血幹細胞です。
造血幹細胞は多分化能、自己複製能をもっており、まさにメタモン( ゚ ρ ゚ )
産まれて5週間ごろに、AGM(大動脈ー生殖隆起ー中腎)領域で発生し、肝臓に移動、産まれて4か月ごろには骨髄で造血が開始します。
このような造血に適した環境を造血微小環境と呼びます。
2、造血幹細胞は2派に別れる
造血幹細胞のうちは将来何になりたいかは決まってませんが、漠然と決める日がやってきます。
理系?文系?
一つ目は骨髄系幹細胞で赤血球、好中球、好酸球、好中球、好塩基球、単球、リンパ球の前駆細胞に分化します。
二つ目はリンパ系幹細胞でT、B、NK細胞の前駆細胞に分化します。
3、そして、造血前駆細胞
漠然と進路を決めた後は、造血前駆細胞となり、自分の将来を確定させます。
ぱっと見、違いは分かりませんが...
主な進路を上げると、
骨髄系幹細胞→赤芽球バースト形成細胞→赤芽球コロニー形成細胞→前赤芽球→赤血球
骨髄系幹細胞→顆粒球/マクロファージコロニー形成細胞→骨髄芽球→好中球
骨髄系幹細胞→巨核球コロニー形成細胞→巨核芽球→巨核球→血小板
以上があげられます。
なりたい職業に就くのは大変だ。(;´・ω・)
4、造血因子が補助します
さて、進路を決めるにあたって、コンサルタントが必要です。
赤血球にはエリスロポエチン、好中球には顆粒球コロニー刺激因子、血小板にはトロンボポエチンという専門家がいます。
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