#27 血液の組成と性状 標準生理学まとめ
キーワード
1、血液の中身とは
2、血漿と血清の違いってぶっちゃけ何
3、血液の性状とは
4、粘性
5、比重
6、ヘマトクリット
7、血液量
1、血液の中身とは
血液採取します、放置します。
すると、大まかに上下二つの部分に分かれます。
上の部分は液体である血清、下の部分は形ある血球となります。
血球にはおなじみの赤血球、白血球、血小板がいます。
2、血漿と血清の違いってぶっちゃけ何
上では血液を放置しましたが、血液に抗凝固剤を入れてオリャーと、ぶん回すと。血漿と血球成分に分かれます。
血漿と血清の違いはフィブリノゲンがあるかないかで分かります。
まとめると、
放置→血清→フィブリノゲンあり
やったね(^○^)
ちなみに血漿中のたんぱく質にはアルブミンとグロブリンなどがいます。
3、血液の性状とは
4から8で説明しまーす。ε≡≡ヘ( ´Д`)ノ
4、粘性
粘性とはねばる性質です。
こいつしぶてー、ではなくドロドロのことです。
血液の流れる量は、血液サラサラで、血管が短く、太く、入り口と出口の圧力の差が大きいほど、ドバドバ流れます。
これを式であらわすと
3、
こんな感じになります。これをハーゲン・ポアズイユの式と言います。
これを使えば粘度が調べられます。
ゆっくり混ぜると赤血球が集合してドロドロに、早く混ぜると変形してサラサラになります。不思議ー( ゚д゚)
血液粘度の測定法は、細い管に通すオストワルド粘度計、グルグル回転させる円錐ー平板回転粘度計、回転二十円筒粘度計があります。
5、比重
血漿はタンパク質が含まれているから、水より重いよねー。
まして血液とか、ヘモグロビンも入っているし、もっと重いよねーww。
というノリ。
測定法は小刻みに比重の違う硫酸銅溶液を用意し、その中に、血液をチョンチョン入れていき、どこで釣り合うか調べる。
6、ヘマトクリット
おいしいいの?
いいえ、血液中に占める赤血球の割合です。
上でやった抗凝固剤入れてのぶん回しによって赤血球と血漿で分かれます。
そこで容積を比べて出来上がりです。
静脈ヘマトクリット(%)=測定値(%)×0.96
大体、男性は45%女性は40%くらいです。
赤血球って結構多いんですねー。(´・∀・`)ヘー
他にも、体ヘマトクリット(静脈ヘマトクリット×0.87)、毛細血管ヘマトクリットなどがあります。
7、血液量
ある池から30匹魚を捕まえました。目印をつけて、また戻しました。後日20匹つると、そのうち5匹に目印がついていました。さー、この池に魚は何匹いるでしょう。
なぜこんな問題を出したかだって。
それは、血液量もおなじようにして、分かるからなんだ。
血漿アルブミンと色素Evans Blueを結合させて、血漿量が分かる。
2つを足して
で血液量が分かる。すごーい。
Answer 120匹
文字通りです。
完
Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン
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