#33血小板と凝固機能 標準生理学まとめ
#33血小板と凝固機能
キーワード
1、ザックリと止血凝固のメカニズムとは
2、血小板とは何ぞや
3、血液凝集(一次止血)とは
4、血液凝固(二次止血)とは
5、凝固因子とは
6、血液凝集凝固の制御
7、線溶とは
1、ザックリと止血凝固のメカニズムとは
チョーザックリいうと、出血ドバドバ、キャー、血小板集合ー
ぎゅー(血液凝集)、カチコチ(血液凝固)、サラー(線溶)
わー(/・ω・)/
2、血小板とは何ぞや
巨核芽球→巨核球→血小板大量
巨核球はDNA合成やたらするのに細胞分裂しないので、核でっかちです。
巨核球をぶちぶちつまむと血小板ができます。
(パンを細切れにして食べる女子みたいな・・・( ゚д゚))
3、血液凝集とは
血が出て、むき出しになったコラーゲンにフォンヴィレブランド因子(←名前長い)が血小板を橋渡し。血小板がつくと(`・ω・´)シャキーン活性化。
すると、血小板はフィブリノゲンをくっつけて、ほかの血小板どもを一網打尽。
皆来てー、寂しいよー(:_;)
4、血液凝固とは
次に述べる凝固因子とやらの力で、第Ⅹ因子が活性化→プロトロンビンがトロンビン→フィブリノゲンがフィブリンとなる。
そう、血小板を捕まえた網がカチコチになるのだ。
5、凝固因子とは
さて、凝固因子について説明しよう。
凝固因子は大体タンパク質で、特に第Ⅱ、Ⅸ、Ⅶ、Ⅹ因子(ゴロ合わせ:肉納豆)はビタミンKの作用で前駆物質PIVKAから作られる。
ビタミンKは口から摂取することが難しく、腸内細菌が産生する。
つまり、抗菌薬を長期間とり、腸内が乱れると出血しやすくなるのだ。
6、血液凝集凝固の制御
血液凝集では、プロスタサイクリンが「凝集させない」( ̄д ̄)
トロンボキサンA₂が「がはは、凝集するぜ」(; ・`д・´)とバチバチしてる。
ちなみにアスピリンはプロスタサイクリン側で、脳梗塞や心筋梗塞の予防に使用されている。
ちな、血液凝固ではプロテインC、アンチトロンビンⅡ、組織因子系インヒビターによって、病的血栓の形成が阻害されている。(雑)
7、線溶とは
フィブリンによって血栓ができても、ずっと固まっていると邪魔なので(´・ω・)消そうww、と思い始める。
組織プラスミノゲンアクチベーターがプラスミノゲンをプラスミンに変え、プラスミンが血栓を壊し始める。
血栓が壊れたころには、血管壁が元通り。
めでたし、めでたし。
良ければ応援お願いします。